前回、経年劣化によりキャビネットが割れてしまったため、家の洗面台の全交換を行いました。
元々は手動水栓がついており、特に不満はありませんでした。
しかし、運よく中古で自動水栓用のパーツを入手することが出来たため、既存の手動水栓を自動化し合わせて床(フロアマット)の張替えを行いましたのでご紹介させていただきます。
なお、適合する機種など事前に色々調べたのですが、ネット上でこの作業をDIYでやった人の報告がほとんどなく、メーカーに問い合わせても教えてもらえなかったため、展開図を見ながらほぼ手探りでの作業となりました。
問題点 建材の型番はややこしくて非常にわかりづらい。
参考までに、先日交換した洗面台にもともとついていた水栓はLF-WG397SYというモデルでした。
これをタッチレスタイプのモデルに交換しました。
住宅設備計の部材は型番が非常にわかりにくく、型番が少し変わるだけで適合しなかったり、寒冷地仕様やサイズ違いなど条件が変わります。
また、ミラーキャビネットの形状や仕様によっても取り付けができるできないがあるようです。
基本的にメーカーも販売店も洗面台の水栓部分を別のものに交換するということを想定していない(推奨していない)のか、交換が可能なのかや、サイズが問題ないのかなどを問い合わせても明確な回答を頂けませんでした。まさに自己責任の世界です。
問題点 DIYで安く抑えるつもりがかえって高くつく事も。
リサイクルショップ・フリマやオークションなどで、誤発注と思われる中古品が出ることがたまにありますが、今から思うとそれも納得で、型番をみて思い込みで発注すると全然違うものが届いたり、使えると思って注文しても使えなかった・・などがあるようです。
特に特殊な物やオーダー品だと受注生産品なども多いため、届いてしまったら交換や返品もできません。また、そういった商品を中古で探される方も少ないため、購入時の金額に比べると値段が下がる傾向にあるようです。
自身も、交換にあたり本当に使えるのかをかなり確認しましたが、最終的に確証を得るところまでたどり着くことができませんでした。
DIYで安く抑えるつもりがかえって高くつく可能性もある為注文や購入する際は慎重に進めたほうが良いと思います。
①三面鏡を外し、電源が取れるかを確認する。
まず最初に前回設置した三面鏡を一旦外し、自動化するための電源が取れるかを確認しました。
壁裏センサーを使い柱位置や電線の位置を確認した所、写真のコンセントがあるちょうど真下あたりに仕切りがあるようで、壁裏に隠ぺいで配線を行うには仕切りに穴をあける必要があったため、この方法は断念しました。
今回は運よく本体裏にケーブルを通す隙間があり、延長ケーブルで電源を下に落とすことが出来そうだったので、シンプルにそこから電源を取る形で対応しました。
洗面台を動かすために洗面台と壁のコーキングをはがします。
前回洗面台を取り付ける際、ユニットの入手ができれば自動化したいと考えていたのでコーキングの範囲を必要最低限にしていたため助かりました。
②床を張り替える
前回、手探りだったこともあり、フローリングの交換は行いませんでしたが、今回自動水栓化を行うのに合わせて床の張替えも行いました。
上は交換前のフローリングですが、経年の汚れや元々ついていたパナソニック製の洗面台が奥行550mmだったのに対してLIXILが500mmになったため床に変色が見られました。
交換後に感じたことですが、フロアマットはどうしても色移りしやすいため、トイレや洗面台などを交換する際は一緒に交換をお勧め致します。
今回張替えに要したのはPanasonicのウスイータという建材になります。
1.5mmと薄く既存のフローリングの上から両面テープや接着剤で簡単に作業できる施工性の高さが特徴です。
フローリングの張替えを行なおうとすると巾木を外す必要があります。
しかし、ウスイータなら薄いためそのままの状態でも段差が気にならず施工できるのがポイントです。
また、表面の硬度の高さや耐汚性・メンテナンス性が高いこと。
カッターで切れ込みを入れると簡単に切れる事や、エコカラットでも使用した食い切りを使用すれば細かな型抜きも出来ることからこちらの建材を使用することにしました。
DCMで処分特価になっており、1枚200円弱になっていた事もこちらを選んだポイントです。
両面テープを使わない置くだけの建材のバリエーションが増えていたため、両面テープを必要とするこちらはホームセンターでは定番外になったのかもしれませんね・・・(専用両面テープが一坪用で4000円近くしますし。)
しなみに裏面はこのようになっています。ざらついていてテープが馴染みやすくなっています。
名称の由来にもなっていますが、大変薄くなっています。
なお、元々、公開する予定がなかったため、施工の写真を撮るのを忘れてしまい写真がありません!!
DIYをやる時はちゃんと写真を撮っておいた方がいいですね・・・。
作業工程としては壁から2mm程度離した上で均等張りで貼っていきました。この辺りはエコカラットの施工方法と同じだったので特に問題ありませんでした。
③既設の手動水栓ユニットを外す
まず止水栓を閉め、ホースを外します。
次に季節の手動水栓を外します。ネジ2本で止まっているだけなのでこの部分の取り外しは特に難易度は高くありません。
水栓のレバーも外します。中央のねじでレバーが外れ、その後、ボウルに固定されている樹脂製のナットを緩めることで外れます。
続いて水栓を引き抜きます。内部に水が入っていると漏れ出してしまう為水を切ってから引き抜きます。
④自動水栓ユニットを取り付ける。
取り外しと全く逆の手順で自動水栓ユニットを取り付けます。
⑤ポンプユニットの取り付けと止水栓の処理
続いて自動用のポンプユニット(バルブASSY・電磁弁ASSY)と止水栓への再接続を行います。カプラーは接続箇所によりサイズが異なっており、ホース類の接続も展開図が分かりやすかったため特に作業難易度は高くありませんでした。
⑥完成!! 洗面・脱衣所が見違えるほどキレイに!!
床が変わるだけで大分印象が変わりました!!
床下収納周りの施工も思っていた以上に綺麗にできました!!
床と水栓を自動化したついでにドアに外付けのソフトクローザーを取り付けました。
子供がドアを閉める際の音が気になったので大分改善しました!!
一度やりだすと色々なところが気になるように・・・
今回、洗面台と脱衣所のDIYリフォームを行ったのですが、一度やりだしたら色々なところが気になるように・・・
特に経年劣化で壁紙の汚れや剥がれが目に付くようになっています。糊月の壁紙は割高で使用期間も限られるため、工具ピックアップで売っている中古のクロス糊付け機を買って家の壁紙をはり替えようか検討中です。
出来る事や作業の範囲が広がってきていて、正直、どこを目指しているのか分からなくなってきていますが、やっぱりDIYは楽しいですね!!