親目線だとキャンプ中の遊びの時間は結構忙しい!
ファミリーキャンプ、子供にとっては非日常体験で、キャンプ中の楽しい体験は、いつまでも楽しい思い出として残ることでしょう。
なので、親としては、なるべく子供の思い出に残るような楽しいイベントを用意してあげたいところです。
ですが、どのようなイベントを行なうにしても準備は必要。またイベントの中身によっては、大人がしっかりと見てあげないと危険を伴うようなものもありますので、キャンプ全体としての楽しい思い出とするためにも、全体的なバランスを考えつつ計画をしたいところです。
ありがちな失敗は、あれもこれもとイベントを詰め込みすぎて、肝心のキャンプの料理やテントの準備がおろそかになり、いらいらした挙句、夫婦喧嘩が勃発!みたいなことでしょうか。
【この記事を書いた人】
釣りキャンさん:釣りキャンさん:釣り歴はぼちぼち20年。キャンプ歴はそろそろ10年。釣り道具とキャンプ道具がアマゾンやらメルカリやらで続々と家に届くため、いい加減に奥さんに怒られそうで毎日ヒヤヒヤしています。時間ができたら、釣りをしながらキャンプする旅をしてみたいと妄想中。
キャンプで定番の子供が喜ぶイベントを親目線で検証してみた
記事を書いている7月29日はまさに夏休み真っ盛り。子どもたちのテンションも上がり、
(子)「ねえねえ、お父さん!今度のキャンプ何するの?」
(父)「何をって、キャンプはキャンプだろうが・・・」
(子)「僕、花火したーい!あと川遊びも、あとバドミントンとか、虫捕りとか!」
(父)「・・・・・」
みたいな会話が繰り広げられていることと思います。
子どもたちから出てくるキャンプのイベントと言えば、
川(海または湖も)遊び、花火、スイカ割り、あたりが定番でしょうか。
この他にも色々とあると思いますので、キャンプに行われがちなイベントを親目線と子どもの目線から検証してみたいと思います。
今回は2~3家族でキャンプをするいわゆるグルキャンをイメージして書いてみました、
◎川遊び
<子供の飽きない度>★★★★★<準備の手間度>★★★★☆<危険度>★★★★☆
はい、川遊び、最強、圧倒的優勝です。
山間地にあるキャンプ場には、川遊びができる場所が併設されていることが多いです。
とにかく子どもは川遊びが大好きです。下手すると日が落ちる頃まで飽きもせずに普通に遊びます。
そうした意味では、子どもたちにとっては、とても魅力的なイベントです。
大人目線でいうと、キャンプと長時間の川遊びを一緒にするのはけっこう大変です。
見ず知らずの、ほとんど情報もない川で泳ぐわけですので、当然、大人もフル装備で川に入って子どもにつきっきり。
子どもの数が多ければ多いほど、見張り役の親の数も多く必要になります。
準備もけっこう大変です。水着やタオルなどはさほどでもありませんが、脱げにくいサンダル、フローティングベスト、ゴーグルや浮き輪などの遊具、飲料など意外と準備するものが沢山あります。
キャンプのときは、できれば16時位から夕飯の準備などにとりかかりたいのですが、子どもはなかなか帰ろうとしません。
なので、川遊びをするときは、カット野菜を使ったカレーとか焼きそばとか、比較的手軽にできるものを夕飯の献立としたほうが良いかと思います。
●花火
<子供の飽きない度>★★★★☆<準備の手間度>★★☆☆☆<危険度>★★★☆☆
「川遊びをやって、ご飯食べたら花火する」、子どもはなんと単純な生き物なのでしょう・・・
「設営したらビール飲んで、食事したらハイボールで」、わたくしもあまり変わらないかもです・・・
キャンプ場で花火をする場合は、時間的に結構タイトになりがちです。
キャンプ場にもよりますが、花火は決められた場所で21時までには完全撤収で、というようなところが多いです。
夕飯と後片付けを何とか20時までに済ませて、21時前までに花火を、となるとあっという間に22時。
22時には、クワイエットタイムになるところがほとんどですので、焚き火を眺めながらのハイボールタイムはなかなか難しい状況になると思います。
子どもが多い状況で花火をする場合、安全のために次のことを守るようにしましょう。
・一度に火をつけられる花火の数を決める(3人までとか)
・花火を配る人を一人だけ決めて、子どもは並ばせる。
・花火をする場所と火の方向(基本風下に向ける)を決めて、火が吹いている方向には立ち入らない。
・花火が消えたらすぐにバケツに入れるようにする。
こうしたルールを決めないと、思わず火傷などのけがをすることになります。
●スイカ割り
<子供の飽きない度>★★★☆☆<準備の手間度>★☆☆☆☆<危険度>★★☆☆☆
スイカ割りというと昭和の定番的なイベントっぽいですが、意外と今の子どもにも評判は良いです。
小さな子どもは、おまけをしてもらって当てることが出来ても、スイカを割ることができず、最終的にはお姉ちゃん、お兄ちゃんが叩き割るという意外とよく出来たストーリーに落ち着きます。
準備といっても、ほとんどなく、強いて言えば、ただでさえ荷物が多いキャンプにバカでかいスイカをまるごと持っていくことくらいです。
こんな大きいの食べられるの?という感じにもなりますが、子どもが5~6人もいれば、何故か一人くらいは無限にスイカを食べることができる子どもがいますので大丈夫です。
かき氷
<子供の飽きない度>★★★☆☆<準備の手間度>★★★☆☆<危険度>★☆☆☆☆(頭痛)
かき氷!手軽で簡単で涼しくなりそうでいいね~♫
と、思うじゃん…
ひとまず子どもが多い場合は、写真にあるようなしっかりとしたかき氷器が必要です。
家庭用の小さなかき氷器だと、まあ、時間がかかるわけです。普通はそれ持っていきますよね。
でも、家庭用のかき氷だと、一人分作るのに1分位平気でかかるわけです、なので子どもが5人位並んでいると、まだか、まだかと氷以上の冷たい視線にさらされるわけです。
仕方なく一人分の量を少なくして作るじゃないですか、そうすると最初に食べた子はまた並ぶわけです。そう、無限ループです・・・
もちろん、少人数ならめちゃくちゃオススメですよ。
流しそうめん
<子供の飽きない度>★★☆☆☆<準備の手間度>★★★★★<危険度>☆☆☆☆☆
えっ?? 流しそうめん…って定番ですか??
けして定番ではないと思いますが、流しそうめん、けっこうオススメです。ホムセンで雨どいを買って、長さの違う木材をうまいことくっつけて、水はジャグで流せば、普通に流しそうめんを楽しむことが出来ます。材料費は3千円(雨どい135cm@900円×2と支柱用の木材、バンドなど)くらいです。
そうめんを大量に茹でたり、氷を大量に準備したり、薬味となる野菜をたっぷり切ったりと、それなりに面倒ではありますが、昼食も兼ねているので問題ありません。
2泊するキャンプの2日めの昼食にもってこいのイベントです。
ざっくりと筆者考案のキャンプ流しそうめんシステムの全体イメージを載せておきますので、「これだ!」と思った方はぜひお試しください。
準備が大変な割には、どうしても味が単調なので、子どもがすぐに飽きます。
趣向を変えて、蕎麦を流してみたり、ラーメン流したりしてみても、大して味が変わるわけでもなく。
無理やり、ゼリーとかウインナーとか流してなんとか誤魔化す作戦です。
●スラックライン
<子供の飽きない度>★★★★☆<準備の手間度>★★★☆☆<危険度>★★☆☆☆
林間サイトなど、木があるサイトじゃないと難しいですが、適度な間隔(3~4mくらい)で木があることがわかっているならスラックラインオススメです。
子どもには(というか大人でも)、普通にやると超難しいので、結構早い段階で飽きます。
写真のように補助のロープをつけると適度に楽しめるようです。
夕飯の準備などで、大人が忙しいときに、目の届く位置で子どもを1箇所にホールドすることができます。
ただ、子どもの一人くらいは、落ちて泣き出す子が出てきます。
モルック
<子供の飽きない度>★★★☆☆<準備の手間度>★☆☆☆☆<危険度>☆☆☆☆☆
モルックは、フィンランド発祥の、見た目がオシャンティなスポーツです。
見た目や名前や北欧的な感じがおしゃれなことで、少し前は代々木公園とかでやっている若者がいました。
ルールがやや複雑、というか、計算というか今現在の点数を覚えるのが面倒です。
わたくしは、スマホのスプレッドシートに得点を入れていました。
ある程度ルールさえ分かれば、小さな子どもでも楽しむことが出来ます。いろいろとチームを変えたりすれば、1~2時間位は飽きずに遊べると思います。
少しかさばるのと、結構重いのとそこそこかさばるのが難点です。
雨の日にテントでやるように1/5サイズのミニチュアを作りました。
●その他
・バドミントン(バトミントンではありません)
元バドミントン部の筆者からすると、バドミントンは、外でやるものではありません。外でやることで、ただでさえ初心者には難しいのに、風の影響で難易度が跳ね上がります。したがって、すぐに飽きるという結果になりがちです。また、お盆時期のキャンプ場では、スペースの確保も結構難しいかもしれませんね。
・フリスビー
大学の体育の授業で何故か、アルティメットというフリスビーの競技を教わった筆者からすると、フリスビーを楽しめるようになるのは、結構熟練が必要です。投げ方の種類を覚えられると、結構楽しめますが、どちらかというと大人向きな感じがします。またバドミントン同様、スペースの確保も結構難しいかもしれません。
・昆虫採集
男の子は、謎に虫が好きですよね。キャンプ場でも、クワガタとかカブトムシを見かけることはそれなりにはあります。トイレや炊事場など、常夜灯の周りで見かけることが多いように思います。ただ、キャンプ場は、それなりに整備されているので、そうはいっても、そんなにいっぱいいるというわけではないのかと思います。あと、時期的に蜂がいることも多いので注意が必要です。
・手芸系
女の子が多いご家庭にオススメなのは、キャンプフラッグ(ガーランド)作りです。余った布切れを用意して、100均で絵の具やワッペンなどを準備して、思い思いに飾り、最後にみんなで作ったものをガーランドにして飾ります。雨が降ってもできるというのもポイントが高いですね。
・木材工作系
男の子なら、こちらの方が良いかもしれません。ナイフを使うと怪我が心配ですが、カンナを使ったマイ箸つくりは、比較的安全でオススメです。バトニングで細い棒に切り出したものを、カンナで削って、箸の形にしていきます。意外と簡単にできます。こちらも雨でもできます。
最初に書きましたが、キャンプなどの非日常は、子どもにとっては、一生の思い出になりえるものです。
怪我などしてしまっては、良い思い出とは言えなくなりますので、安全に注意して、ぜひ思い出のキャンプにしてあげてください。