全国のベテランローディーの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
天候がすぐれないときは、日がなストリートビューで事前のシミュレーションをしながら、
愛車のチューニングに精を出しています。チャリオジです。
雨の日は、大事な愛車の細部に水分をまとわせてしまうだけでなく、
滑って落車する危険性も高いですので、乗りたい気持ちを抑えて、
メンテナンスに勤しみましょう。もし時間があれば、
ピックアップのバザール店まで、自転車を眺めに脚をお運びください。
この記事を書いた人
チャリオジ:自転車歴30年。ピックアップで自転車について語らせれば右に出るものなし。所有自転車の台数はなんと!14台(通算所有台数は20台超)!!
奥様からの冷たい視線を華麗にスルーしながら14台の我が子たちを愛でる毎日。
好きな言葉は「クロモリ」。
ヒルクライムに定評のあるコスパ最強系ホイールを装着
前回の記事では、チェーンリングを変更し、併せてリアディレイラーのプーリゲージを交換するところまでおこないました。
今回は、チューニングの中では最もその効果を実感しやすいホイールの交換から行っていきます。
今回、ヒルクライム専用機用のホイールとして選んだのは、登りに対しての評価がとても高いSH-RS81-C24-CL(SHIMANO)をチョイスしました。
リムはデュラエースグレードと同じものを使用していたと言われており、アルミリムをギリギリまで削り込み、そこにカーボンを貼って補強するという手間のかかる手法を使ってまで軽さを求めたカーボンラミネートリムです。
ハブはアルテグラグレード(WH-6800)のものを使用しており、2つのホイールを融合した形でした。
スプロケットも引き続き「乙女ギア」を選択します!
今回選択したのは、ShimanoのCS-HG500-10 11-32T[Tiagra](画像下)です。いわゆる乙女スプロケットですね。
ちなみに画像の上のは、以前ご紹介したジュニアスプロケット CS-R8000 カセットスプロケット14-28T(11S)です。
28Tと比較するとやはり見た目が大きくなるので、乙女度がアップしますね。
以前は、我が自慢の貧脚を補うためにスプロケットをジュニアスプロケットに替え、さらにローギアを23-25-28Tから25-28-32Tに替える超乙女仕様でした。
このときのロードバイクのチェーンリングは50-34Tでした。
今回、すでにチェーンリングを46-32Tに変更しているため、
通常の50Tチェーンリングだと我が自慢の貧脚が断末魔を上げる11Tでも、
今回のチェーンリングなら常用できると判断してそのまま使用することにしました。
WH-RS81は、11S対応ですので、10Sで使用する場合は、1.85mmのスペーサーを入れてカセットスプロケットを取り付けます。
軽量ホイールなのでタイヤも軽量化。
スプロケットをティアグラで妥協した分、若干重量が嵩んでしまいました。
今回ホイールを軽量のそこそこ良いものを使用しましたので、タイヤもなるべく軽量化したいと思います。足回りを軽くすると、特にヒルクライムにおいてはその効果を実感しやすいからです。
価格面と重量をポイントとしてチョイスしたのが画像のパナレーサー クローザープラスでした。
さらに、20Cという極細設定にして、重量はなんと190g!(25Cで220g)
これで、スプロケで多少嵩んだ分をかなり回収できました。
しかしながら、20Cにした分、空気圧が高くなり、乗り心地は硬くなり、路面の凹凸が直接車体に伝わってきます。
前向きな言い方に言い換えれば、走行している路面状況が振動という形で情報が伝わるため、路面状況に応じた走り方を意識出来ます。
ただし、実用性の観点だけでいえば、通勤や通学、ツーリング等には向きません。
細くすると、タイヤ高も変わります。接地面積も変わりますので、より路面に注視しながら走行する必要があります。
タイヤ高が変わるということは、タイヤの外径が変わるということでもあるので、体感できるほどかどうかは分かりませんが、最終的にギア比も変わるということですね。
道具を使いこなして、自分にあったサイクルライフを!
いかがでしたでしょうか。
「チェーンリング替えるの?!」
「それよりもスプロケでしょ!?」
「20Cってどういうこと!?」
など、様々なご意見があることかと思います。
それもそれで、何が正解かということではなく、自転車という趣味の奥深さだと思っています。
最終的に大事なことは、自分自身の脚力やライディング技術、あるいは楽しみ方にマッチさせて、
そのフレームやコンポーネントの実力を引き出し、末永く安全にサイクルライフを楽しむことだと思います。
更に付け加えるならば、それを実現するために、あれやこれや様々なことを妄想して、実際に試乗してみてを繰り返し、自分の納得のいくチューニングをする過程そのものが自転車という趣味の至上の楽しみ方なのではないでしょうか?
皆さんのこだわりのチューニングがあれば、ぜひそちらも教えてください。それでは、またお店でお会いしましょう!