カラーストーンが、いま世界中から熱視線。その理由は・・・
近頃、ダイヤモンドはもちろん、その他のいわゆる宝石に世界中から熱い視線が寄せられているのをご存知でしょうか?
2022年の2月にウクライナで紛争が起き、一気に金相場が高騰しました。ですが、ここ10年という単位で見ると、実はその前からどんどんと金相場は上昇の一途を辿っています。
世界的な金融システムへの不安などから、金などの現物資産が注目をあびるようになりました。
ダイヤモンドを始めとする宝石類も同様に注目を集めています。
宝石類は、特に大きなものは世界的にも年々採掘されなくなっており、宝石の鉱山自体の閉山も相次いでいます。それだけに、今後の資産価値に注目が集まっています。
あれ?このリングなんかくすんでない??金がくすむ理由とは?
ひさしぶりに、昔のアクセサリーを着用しようとしたら、なんか輝きが鈍った??このような経験がある方もいらっしゃるのでは?
金の場合、純金は化学的にも安定的な物質であり、経年による変色はほとんどおきません。
純金は、金属としてはかなり柔らかく、ちょっとしたことで変形してしまったり、傷ついてしまったりするため、割金(わりがね)と呼ばれる金属を混ぜて合金にしています。よく聞く18金というのは、24分の18,つまり75%は純金、残り25%は銀や銅などの割金という意味なのです。
この割金として使われている銀や銅が、金製品をくすませる理由のひとつです。
日常生活の中で、銀や銅と反応しやすい物質にふれてしまうとくすむ理由になるのです。
国家資格の1級技能士が、中古のジュエリーを蘇らせる、ピックアップの新品仕上げ
ピックアップでは、お客様から買取させていただいた貴重なジュエリーを1級技能士の資格をもつ職人に依頼し、くすみや微細な傷を取り除いた上で、新品に近い状態を再現して販売しています。
ここからは、どのような工程でジュエリーを蘇らせているのか、スタッフが工房に潜入取材しましたので、詳しくお伝えします。
【工程1:イオン洗浄】
イオン洗浄では、+極に洗浄液、-極に洗浄対象を設置し、電解液と電気化学反応を組み合わせて金属表面の汚れを落とします。電解液と電流の効果により、金属表面の汚れが溶解し、それを水で流すことで金属表面がきれいな状態になります。この工程では、主に表面に薄く固着した皮脂を分解、洗浄しています。
カラーストーンの種類によっては、洗浄液に浸すことができませんが、そこは1級技能士、場合によっては石を外して洗浄したりするなどして、徹底的にきれいにします。
【工程2:大型バフによる仕上げ磨き】
いくら表面の汚れを落としたとしても、視認できないくらいの細かい傷が沢山あります。それを研磨して、もとの輝きを取り戻す最も重要な工程、かつ職人の腕が問われる工程です。技術の差は、角のエッジや大きい面のムラ、複雑な形状のチェーンなどの反射具合などに現れます。
ピックアップの契約マイスターは、国内でも決して多くない「貴金属装身具製作1級技能士」のなかでも、職人歴40年を超える、まさにマイスターオブマイスターズ。
長年の技術と研鑽の積み重ねで、ジュエリーに再び生命を吹き込みます。
【工程3:超音波洗浄で最終仕上げ】
最後に研磨作業などで、製品についたカーボンや微粒子を超音波洗浄機にかけて仕上げの洗浄をおこないます。
Before VS After
ピックアップでは、カラーストーンのついたアクセサリーを買取強化中です。
ここまでお読みいただいたように、石付きのジュエリーの取り扱いには、愛情と自信をもってやっています。もしご自宅にお使いにならないアクセサリー、ジュエリーが有りましたら、ピックアップ、キンバリー各店舗までお持ちください。